構成員

田中 英彦 (Hidehiko Tanaka)

  • 情報セキュリティ大学院大学
  • 情報セキュリティ研究科 学長/教授
  • email :: tanaka at iisec.ac.jp

略歴

東京大学大学院工学系研究科電気工学専門課程修了。工学博士。東京大学にて計算機アーキテクチャ、並列処理、人工知能、自然言語処理、分散処理、メディア処理などの教育・研究に従事。東京大学大学院情報理工学系研究科長を経て、2004年4月情報セキュリティ大学院大学情報セキュリティ研究科長・教授に就任。2012年より同学長・教授。情報処理学会功績賞、人工知能学会論文賞、ACM SIGGRAPH'99 Impact Paper Award、人工知能学会功績賞、東京都科学技術功労者表彰、経済産業大臣表彰など受賞。JNSA会長、情報処理学会名誉会員、IEEE Life Fellow、東京大学名誉教授など。

主な研究テーマ

情報社会を構成する様々な情報システムについて、セキュアなシステム構成法、信頼性高い構成法、利用者が長期に依存できる継続性の維持など、人が安心して情報システムに頼った生活を営み、信頼できる社会を作り上げるための諸技術の研究開発をテーマとしています。すなわち、OSや仮想マシン、クラウドコンピューティングなどのセキュアシステム基盤、セキュアなソフトウエア構成手法やアクセス制御方式などのセキュアシステム構築手法、侵入対策やマルウエア対策などのネットワークセキュリティ技術等の研究を行っています。

主な研究業績

  • 悪性文書ファイルに埋め込まれたRATの検知手法, 情報処理学会論文誌, Vol.55, No.2, pp.1089–1099, 2014年.
  • 多変量解析による標的型攻撃の分類, 情報処理学会論文誌, Vol.54, No.12, pp.2461–2471, 2013年.
  • Handy Scissors: 悪性文書ファイルに埋め込まれた実行ファイルの自動抽出ツール, 情報処理学会論文誌, Vol.54, No.3, pp.1211-1219, 2013年.
  • アプリケーションの実行状況に基づく強制アクセス制御方式, 情報処理学会論文誌, Vol.53, No.9, pp.2130-2147, 2012年.
  • トラフィックパターンを隠すアプリケーションベースVPNの実現方式, 情報処理学会論文誌, Vol.52, No.9, pp.2853-2865, 2011年.
  • アクタ関係表に基づくセキュリティ要求分析手法(SARM)を用いたスパイラルレビューの提案, 情報処理学会論文誌, Vol.52, No.9, pp.2775-2787, 2011年.
  • 特徴データベースを用いない効率的な仮想マシンモニタ検出方式の提案, 情報処理学会論文誌, Vol.52, No.9, pp.2602-2612, 2011年.
  • 論理プログラミングを基礎とした認可ポリシー記述言語, 情報処理学会論文誌, Vol.51, No.9, pp.1682-1691, 2010年.
  • 機密情報共有に有用な情報フロー制御モデルの提案, 情報処理学会論文誌, Vol.5, No.2, pp.635–647, 2010年.
  • 効率的なセキュリティ要求分析手法の提案, 情報処理学会論文誌, Vol.50, No.10, pp.2484-2499, 2009年.
  • 定点観測によるボットネットの観測とMalwareの動作挙動解析システムの提案, 情報処理学会論文誌、Vol.49, No.4, pp.1680-1691, 2008年.
  • Parallel Inference Engine PIE, ohmsha, August 2000.
  • バンバン粒度制御:高並列汎用処理における最適粒度制御, 情報処理学会論文誌, Vol.37, No.7, 1996.
  • 非ノイマン型コンピュータ, 電子情報通信学会, 1989年11月.

論文・口頭発表等一覧

担当科目

  • 情報デバイス技術
  • 情報システム構成論
  • 研究指導
  • 情報セキュリティ特別研究

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