ご挨拶

田中英彦研究室では、情報社会を構成する様々な情報システムを構築する手法について、特に、安全なシステム構成法、信頼性の高い構成法、利用者が長期に依存できる継続性の維持など、人々が安心して情報システムに頼った生活を営むための諸技術の研究開発をテーマとしています。

従来から、これらの要素技術はシステム構築技術として、さまざまなものが開発されてきましたが、それらをベースに今後求められることは、単なるセキュリティ技術、信頼性技術ではなく、利用者からみて真に使える技術です。情報システムの専門家ではなく、一般の利用者に対し、情報を秘密にしたい場合はそれを十分保障し、情報システムは滅多に壊れず、壊れてもその人の情報自体は決して失われることはないという状況を提供することです。それにより、あらゆる人々が、情報システムを長期間に渡って安心して使えるという環境を構築するのです。

そのような環境を実現することは、なかなかに難しいことです。また、これらの要素技術は単独に可能なものではなく、相互に関連しています。安全性が保障されないと信頼性が危険になりますし、信頼性が保障できないと安全性を完全には保障できません。今後の情報システムの専門家は、そのような状況を提供し、今後あらゆる活動に必要となる情報を自由に駆使して、社会が健全に発展するためにとても重要な役割を担う人々です。

私どもの研究室は、このような今後の専門家を目指す人々の集まる場でありたいと考えています。そして、皆様の知恵を併せて、このような将来の情報システムを実現してゆこうではありませんか。

 

修論・博論タイトル一覧と就職先等

過去の構成員と修士・博士論文の一覧がご覧いただけます。

修論・博論タイトル一覧と就職先等

INFORMATION

2016.10吉村豪康君、安藤義裕君、本研究室博士後期課程修了生の大坪雄平君がコンピュータセキュリティシンポジウム(CSS) 2016で発表しました。
2016.09大坪雄平君が無事修了されました。
2016.05大坪雄平君 (D1) が、Black Hat USA 2016で「O-CHECKER: DETECTION OF MALICIOUS DOCUMENTS THROUGH DEVIATION FROM FILE FORMAT SPECIFICATIONS」を発表します。
2016.05構成員」を更新しました。
2016.04安藤義裕君、岩林正樹君、田村壮世君、榎本尚代君、林翔太君、諏訪部功吉君が配属されました。
2016.03八木佐和子君、都丸裕大君、野上紘君が無事修了されました。
2015.10研究室OBの堀合啓一君(2008年度博士修了)と朝長秀誠君(2006年度修士修了)がCODE BLUE 2015で講演します。
2015.10大坪雄平君が配属されました。
2015.09今野直樹君が無事修了されました。
2015.06構成員」と「研究室での生活」を更新しました。
2015.06田中研究室OBで現客員研究員の原田季栄君が、「オープンソースソフトウェアによるセキュアな計算機システム実現への貢献」により、情報処理学会の2014年度喜安記念業績賞を受賞しました。
2015.04吉村豪康君、澤野林太郎君、水田明美君、野上紘君が配属されました。
2015.03野口睦夫君、中尾充君、頼本皓二君、佐藤智裕君、佐野宏明君が無事修了されました。佐藤智裕君の修士論文は本学の研究奨励賞を受賞しました。
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