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ごあいさつ

IoTセキュリティへのAI的アプローチ

松井研究室では、IoTのセキュリティをテーマにしています。IoTは、モノのインターネット、身の回りのさまざまなモノがインテリジェントになり、情報を集めてクラウドに送る世界が想定されています。監視カメラ、自動車エレクトロニクス、家電、また、工場やオフィスのロボットや医療機器などがインターネット接続を持つようになります。これらのもともとは個別に独立しての使用を想定していた機器がインターネットにつながると、現在のPCやスマフォが急激にサイバー攻撃になったのと同様のセキュリティリスクが生じます。PCやスマフォより危険なのは、これらのIoTデバイスは、M2M(機器間通信)で動作し、必ずしも人間と対話しないため、ユーザーによる監視が行き届きにくいことです。また、インターネット接続だけを心配すればよいのではなく、PCもUSBメモリから侵入されることがあるように、物理的な攻撃にもさらされることです。たとえば、PCは家の中にあって守られていますが、自動車は駐車場に放置されていたりします。

さて、これらの新しい脅威にどのように対処していくのでしょうか。ネットワークに接続されることによって生じる脅威は、実は、PC、スマフォ、制御システムによって経験済みなのです。すなわち、不正アクセスの検知、マルウェアの検出、ログの分析、仮想マシンでの監視など、まだまだ研究の余地はたくさんあるものの、さまざまな方法が検討されています。私たちは、IoT独自の脅威とは、物理的攻撃やパスワード認証の困難さなどにあるのではないかと考えています。両方とも、IoTはM2Mであるがために、人が関われないことが本質です。ユーザーがいくら注意していても、見えないところで事件が起きます。人が入れないならどうするか?人に代わる知性を注入したらどうでしょうか。つまりAIです。AIが人に代わってIoTのセキュリティを守る技術が必要になります。

松井研究室は、2016年に発足したばかりの若い研究室です。しかし、教授は、若くありません。産総研において、ロボット、組込みシステム、制御システム、エレクトロニクス、サイバーセキュリティなどの研究の実績があります。この経験をIoTセキュリティに振り向けたいと考えています。現在、博士課程2名(1名はベトナムからの留学生)、修士課程5名で研究を行っています。

松井 俊浩

お知らせ

2017/06/06 メンバーのページを更新しました。

2017/05/30 研究内容のページを更新しました。

2017/05/16 ホームページを公開しました。