発表報告(島(CSS2015))
発表タイトル: 階層的秘密分散法の高速化に関する研究
- 感想
- 15 分の発表時間にうまく合わせることができた.
ゼミ等での発表練習は論点の整理や質問の想定に効果的と考える.
発表内容は本稿に沿っているが,本研究の狙いとなる秘密消去の容易性に関して,
緊急性によるデータ消去の保証や運用面の心強さといった想定例を添えて手厚く述べた.
- 質疑
- Q1
- 今後の研究予定について
- A1
- ({1,k},n)階層的秘密分散に一般化することを中心に進める.
- Q2
- 計算量の乗算において,どの計算を1回と数えるか
- A2
- 行列式の各演算を1回と数える.
続いて,拡大体上の演算のため,最終的に排他的論理和等で計算量を見積もることができる旨の指摘を頂き,同意した.
- Q3
- 実行時間について
- A3
- 今回,提案の高速化を含めて理論的に成立するかを実験したので,今後計測すると伝えた.
発表後,今回の NTL 上の実験に関連して,Shamir のしきい値法の実装を試したときの復元時間の感触を頂いた.