発表報告(増渕(情報処理学会第76回全国大会(2014年3月)))
発表タイトル: メール送信者認証技術における検証機能の改善について
- 感想
- 東京電機大学 東京千住キャンパスで行われた。
自身の発表の際には40名〜50名ほどの聴講者がいたと思う。
部屋は160席ある場所なので最後列までかなり広く感じた。
発表内容としては、研究テーマに関する電子メール送信者認証技術の概要、
既存の問題点、提案手法、および結果と課題を説明した。
既定の発表時間12分に対し、12分強で発表を終えることができ、発表構成
と時間配分は良かったと思っている。
- 質疑
- Q1
- 受信メールサーバではなく、メーリングリストサーバ側で再署名を行い、
公開鍵を公開していれば、問題がなくなるのでは?
- A1
- 確かにメーリングリスト側で対応していれば問題は解消します。
ただし、メーリングリストは世の中に多数存在することや、メーリングリスト側が責任を持って
再署名するということは現実的には難しいと思いますそのため、
受信側でどこまでできるかということをモチベーションに研究を進めました。
- Q2
- 検証精度を上げるための判定条件に「メールヘッダ情報」とは?
- A2
- メーリングリスト名等、メーリングリスト経由であることが分かるヘッダ情報を付与する機能が
メーリングリストにあります。そのヘッダ情報を判定条件に加えることで、
メーリングリスト経由であることが分かり、メーリングリストが修正を加えた
可能性が高いことが分かります。