武藤さんがIEEEのCQR2008にて発表しました

武藤です.IEEE 2008 International CQR Workshopにて発表してきましたので報告します.
開催期間は2008年4月29日〜5月1日
場所は米国アリゾナ州ケアフリー

2日目午後のテクニカルセッション2にて発表しました.

発表タイトル名「A Study on Priority Control and Bandwidth Control against Congestion-based DoS Attacks」
著者:武藤 展敬(発表者),安西 孝志,佐藤 直

内容は,輻輳型DoS攻撃を見分けるために故意的な輻輳制御を行い,端末の振る舞いを監視し,正常者とDoS源にわけ差別化する,というものです.

【発表の様子】
右が私で左に座られているのがこのセッションのチェアマンです.私の情けない英語を佐藤先生にフォローいただきながら発表しました.佐藤先生ありがとうございました.


【 ジェネラルセッションの様子】
ジェネラルセッションとして今後の情報通信サービスのあり方,NGN等について報告がありました. 報告される方は有名会社のCEOだったり高名な研究者だったりと非常に有意義でした.


【主な発表】
主な発表内容として以下がありました.
(1)今後のサービスの方向性
   telco2.0とweb2.0からtelco3.0とweb3.0の方向性へ向けて
(2)NGNについて
   何が実現されるのか.どのような方向で検討されているか.日本のNGNの現状は?
(3)セキュリティ(比較的多め)
   ネットワークでの問題(一定のセキュリティ結果をもって差別化etc)
   ・・・某社のセキュリティ方向性の報告(現状のマルウェアは中国をホストサーバにしている
      ものが多い.
   ・・・リモート環境で対策を実現するにはetc).
   ・・・物理セキュリティ(銅線を盗む話.使っていない回線のみならず使用中の回線まで
      盗まれる現状報告)

   感想;セキュリティ関係中心の学会ではありませんが,思ったよりもセキュリティの話題が
   出ていました.それだけ問題が多いということでしょうか.

【参加者との交流】
昼食や夕食で他の参加者と交流する機会がありました.下の写真は一例で,私の左はAlcatel-Lucent のCarlos C.Solariさん(Vide President.Security Strategy & Solutions,CTO),右は本ワークショップ幹事でNortel NetworksのKelly Krick さん(Nortel Networks.Global Quality,Leader)です.食事をしながら気軽に会話できました.


【CQR2008のおまけ】
ホテル周辺の風景です.場所はフェニックスに比較的近く砂漠地帯です.とても天気がよかったです.
話によると年間15日程度しか雨が降らないとか・・・


また、動物もいました。うさぎだったり鳥だったり 蛇もいるそうですが・・・私は見ていないです&見なくてよかった?(^^;




部屋もこんな感じでした・・・日本と一番の違いは天井に蛍光灯がないことでしょうか?おかげで部屋が暗く感じます.