発表報告(飛田(第33回CSEC))

「利用履歴を秘匿できるコンテンツ配信・課金方式の改良」
(2006-CSEC-33, pp.19-24, 2006.)
発表感想
CSEC-33で上記研究成果を発表しました. 論文の内容は,AtenieseらのGroup-Signature(以下ACJT2000)を利用した具体的なコンテンツ配送・課金方式の提案です.
Ring署名を利用したSPKを改良し,通信量を一定に抑えました.発表用資料は要件とプロトコルを簡潔に説明したもので,発表時の皆さんの理解度は高かったと感じました.
質疑応答(質問者氏名省略)
Q1
Short-G-SigでACJT2000で出来たような事ができるのか?
A1
S-G-Sigを拡張し適応可能かを研究中です.
Q2
期間内に視聴したコンテンツが数個だと利用履歴が漏れないか?
A2
公開情報から漏れる情報はセキュリティ要件外です.
Q3
多量のコンテンツをネットワーク経由で送るのは無理がないか?
A3
配信にはデジタル放送電波も利用します.
Q4(コメント)
グループの秘密情報を全て出すという使い方に驚嘆した.
以上.