発表報告(島(AsiaJCIS 2016(2016年8月)))

発表タイトル: ({1,3},n) hierarchical secret sharing scheme based on XOR operations for a small number of indispensable participants
感想
25 分枠に対して,20 分程度の発表と質問の流れだった. 練習とほぼ同じように発表を進めることができた. 聴講者は 20 〜 30 人と思う.階層的秘密分散法に着目する理由を述べ, XOR ベースの秘密分散法の先行研究に対してどのように適用したかを 丁寧に述べることができたと思う.
質疑
Q1
({1,3},n)の表記の意味は?
A1
1人が必須参加者だが,3人の参加者が秘密情報の復元に必要とのことを伝えた. 回答後にもう少しシンプルに回答できることに気づいた.
Q2
たとえば Shamir の秘密分散法との性能の比較は行っているか?
A2
本提案の計算性能と秘密分散法のそれを単純に比較できないと伝えた. つまり,(2,n)秘密分散法との比較はできるが,({1,3},n)との比較が適切とは 思わないことと,栗原らの(3,n)秘密分散法との比較が適切であるとするには フェアではないだろうとの趣旨の回答をした.