発表報告(千賀(第40回CSEC))

●セッションA-8:コンテンツ保護 [10:40-11:55] (36) 墨塗り必須箇所を指定可能な電子文書墨塗り技術の検討
   ○千賀 渉(情報セキュリティ大/KDDI)、土井 洋(情報セキュリティ大)
感想
提案方式1,2と提案方式3の違いが大きいため、聞いている方には若干唐突 に感じられたようだ。発表時間も少し余っていたので、その辺りはもう少し改 善の余地があったと思う。
セッション終了後も、質問いただいた方々とちょっとしたディスカッションを 行った。色々と貴重なアイデアをいただき、今後の研究に役立てたい。
質問・コメント
(東京電機大/佐々木先生)墨塗り者をあらかじめ指定しているが、現実に は墨塗り者が変わることも考えられる。そのあたりも考慮して検討してみて はどうか。
(東京理科大/岩村先生)提案方式3でも墨塗り者の署名を用いて、不正開 示者を特定できるようにしたら良いのでは。
(東芝ソリューション/加藤さん)検証者をその都度指定するという方法も ある。東芝ソリューション社より以前提案した「指名確認者リング署名」の 利用を検討してみてはどうか。