発表報告(小川(電子情報通信学会 2006年ソサイエティ大会))

発表感想
『個人情報の開示方法に関する一考察』の改良提案を行った.今回の提案方式では,リンク可能なグループ署名を利用せず,属性ごとに異なるグループ署名鍵,ハッシュ関数および知識の証明を利用して,詳細な選択開示と情報の関連付けを実現できる.
前回から追加して説明しなければいけない部分が増えたので,短くまとめるのに苦労した.
質疑応答
Q1
提案方式を実装する場合は,どのような環境や制約があるのか?
A1
提案方式では,匿名性を満たしつつ詳細な選択開示や関連付けを行う方式を構成するため,開示する属性ごとのグループ署名鍵が必要になります.そのため,一般的に利用されている方式に比べメモリ容量や計算能力が必要になります.