発表報告(本(ISEC研究会(2011年3月)))

発表タイトル: Forward Secure Leakage Resilient署名に関する基礎的検討
感想
大阪大学吹田キャンパスで行われた。自身の発表の際には20名程度の聴講者がいた。既定の発表時間20分に対し、20分強で発表を終えることができた。発表内容としては、論文要旨に沿って、研究テーマに関する既存研究、問題点、提案方式、およびその安全性証明と全体的に説明できて良かったと個人的には思っている。ただ、発表時間に対し発表内容が多かったため、若干早口になってしまったと思っている。また、聴講者が発表についてきているかを確認する余裕がなく、理解いただけたか若干不安である。
質疑
Q1
今回の提案では二分木を用いているが、これはなぜか。
A1
今回の提案ではForward Secure な性質とLeakage Resilient な性質を持たせている。このうち、Forward Secure な性質を持たせるために既存研究でも利用されている二分木を用いた。
Q2
二分木に割り当てられている鍵ペアはそれぞれ独立した鍵ペアなのか。
A2
独立した鍵ペアである。二分木の各親ノードの署名鍵で子ノードの検証鍵に署名を付けることにより、それらに関連付けをしている 。