発表報告(水野(ISEC研究会(2007年12月)))

IBE-PKE プロキシ再暗号化方式に関する一考察
発表感想
IDベース暗号方式(IBE)による暗号文を,従来の公開鍵暗号方式(PKE)にProxyが再暗号を行う方式の提案を行った.
発表中,時間配分を誤り,かなり早く発表を終えてしまった.今後は手元にすぐ見られる時計等を用意したい.
質疑応答
Q1
IBE-PKEへの変換を行うProxy再暗号を提案することにより,IBEとPKEの変換を行うProxy再暗号方式のパターンがすべてそろうという理解でよいか.
A1
方式のパターンとしてはそろうが,他方式では対象とするIBE方式やPKE方式が異なる 場合があるため,他方式と合わせ,自由に変換しあうというようなことはできない.
Q2
ProxyによりPKE方式に変換を行うと,元のIBE方式より復号が速くなるという理解でよいか.
A2
ペアリングの計算が非常に高速になってきているため,一概に比較することはできないが,本方式のProxyによる変換により計算量を少なくすることができるであろうと考えられる.